外国人に人気のタイへ移住する事は同時に、求めていたキャリアの切り替えになるかもしれません。
タイで完璧な仕事を見つけるのは難しいですが、機会は数多くあります。タイに移住したいのであれば、将来キャリアチェンジはありうることで、多くの外国人はその決断をしています。新しい生活が落ち着けば、多くの人はタイで働く事に価値がある一方、リラックスした生活を楽しめることに気が付きます。
仕事を得て出社するだけなどという単純なことではありません。外国人が知っておくべき風習や文化の違いがあります。
職を探す
タイで適切な仕事を確保する事は、住む場所にもよります。考慮すべき重要な要素は、タイでビザを取得することはしばしば複雑であるということです。外国人がタイで合法的に仕事をするには労働許可が必要です。ビザは仕事、職務内容や会社名の情報等を含みます。外国人がどんな種類の滞在ビザを所有していようと、労働ビザが必要です。外国人は労働許可を確実に手に入れるために、労働局から、発効までに7日程かかるイニシャル・ビザを取得する必要があります。労働許可を手に入れる為に、2インチの写真、健康診断書、パスポート、雇用を示す書類、学位証明書、タイの住所の提出が必要です。
バンコクのような街で外国人が暮らすための最もよい選択肢は、英語教師です。教育課程の学位をもっている場合には、自分の国での給与と比べても悪くない額かもしれませんし、経験のない教師でも、タイ人程の給与は得る事ができます。
教職は給与以外にも利点があります。外国人にタイ文化へ溶け込む手助けをし、タイ人と直接関わる事もできます。
バンコクでは、大使館での仕事を探す事もできます。沢山はありませんが、バンコクにある殆どの大使館は、時折仕事のポジションがあります。それらの仕事は各大使館のウェブサイトに掲載されていますが、内部候補者に提供されることが多いので、外部からの応募は困難です。
タイへ移住する人の多くは、プーケット、サムイ、ホアヒンなどのビーチを選びます。そのような地域ではホテル業界で働く事が確実です。ホスピタリティ業界の経験があれば、国籍を問わず、タイのリゾートで勤務する事ができます。シェフ、マネージャー、顧客対応、またミュージシャンは仕事の機会が豊富にあります。これらの仕事はキャリア形成に役立ちますが、もっと楽しい人生を求めるなら、タイのホテルでの勤務は、他の忙しいホテルと同じようにプレッシャーが多いということを覚えておきましょう。他の選択肢としては飲食業ですが、給与は低いです。
執筆やジャーナリズムの経験がある人は、フリーランスライター、とりわけ旅行記の執筆としてキャリアをたてられるかもしれません。事業運営は可能なことですが、タイでのビジネスはお役所仕事が数多くあり、弁護士の助けが必要になるでしょう。タイで働く事は一般的に西洋諸国よりもリラックスしており、多くの外国人にとっては適応の努力がかなり必要なことであることを覚えておいてください。
タイの仕事の風習
タイで自分で事業を行うなら、タイがビジネスを斡旋している一方、様々なランクの人が決定事項に関わってくることが沢山あります。強い人間関係を作ることができればより尊敬されるので、ネットワーキングは重要です。
お互いを知る前にビジネスの詳細を話し合う事は礼儀に反するので、最初の打ち合わせは楽しい話だけで終わることが多いです。教養は高く評価されます。有名大学の学位がある場合は特に有利です。タイ人はよく名刺に学位を載せています。交渉は長い間続くでしょう。タイ人が仕事とプライベートを分けて考える事、家族を優先することを理解することは重要です。タイ人が聞きたくないことを言うときには、丁寧にいいましょう。ぶっきらぼうな言い方は失礼です。
タイで使用される言語
タイ語は国中で話されていますが、特にバンコクや有名な観光地では英語もかなり広く使用されています。
ヨーロッパや他のアジアからも訪問者が訪れているので、程度は違えど沢山の国の言葉が使用されています。ビジネスシーンで英語を話せることはもちろん、タイの言葉を少し勉強しておくと役に立ち、また礼儀正しい印象を与えます。
タイ語を勉強することは難しいですが、タイ人はフレンドリーなので、外国人がタイの言葉を数語学ぶ程度なら普通は喜んで手伝ってくれます。しかしタイ語は5つの異なるトーンを使用し、それぞれのトーンで言葉の意味が異なってくるので、もっと深く勉強したい場合には覚悟が必要です。タイ語を読むことは話すことと同じように難しいですが、道の標識はタイ語と英語で表示され、多くの観光地やレストランでは多言語で書かれている場合が多いです。